BlossomでサタスペRemix+遊び納め

日曜はBlossom定例会だった
久々の土日連続TRPG&風邪で休んでたので久々のBlossom
オリジナルシナリオでサタスペRemix+のDDをやってきた
シナリオタイトル『ハロー、グッバイ』
登場するのは東洋大那舞斗愚連隊(とうよう・だいなまいと・ぐれんたい)の亜侠たち

  • 忠・ライバック(ちゅん・〜、56歳男):華僑系ヨーロッパ人。自称元軍人。トリッパーはCATくん
  • オヅ・ナツミ(52歳女):映画化もしたベストセラー小説『最後のマシンガン』シリーズの作者。トリッパーはukaiくん
  • ファーサイ・ワヤン(25歳女)エクストリームアイロニングで世界を目指すアスリート。トリッパーは朱月さん
  • キリガ・ボコピ(35歳女):修道服の下におたから「背徳の下着セット」を身につけた変態。トリッパーはギニ

1999年、師走のある日のこと。ジェイルハウスで駄弁る面々のもとにマリア・ヴィスコンティが依頼を持ち込んでくる
近頃オーサカで流行している新興宗教「版上げ教」というものがある。宗教を叩いて出たホコリはカネになるので調べて来い、とのこと

調査開始。「版上げ教」は三可嶋十一朗(みかしま・じゅういちろう)なる教祖に率いられている
今年の夏頃にアーク・来藤(〜・らいとう)というパトロンを得てから急成長している
「版上げ教」に入信すると、版上げ後の世界で暮らすことができるという
版上げってなんじゃい? と思っていると1d6で選ばれた中華街でイベント発生

三可嶋、来藤を先頭に中華街を練り歩く「版上げ教」の集団
立ち止まった三可嶋が「版上げの儀式」を宣言すると彼の足下から光が溢れ出し、それはみるみる中華街を飲み込んでいく
昼メシを食いに中華街に立ち寄っていた忠とボコピは、ほうほうの体で逃げ出した

ジェイルハウスに戻って中華街での出来事を報告していると、外から「版上げ教が来たぞ!」の声
外に出てみると、再び「版上げの儀式」が執り行われようとしていた
誰かが「三可嶋か来藤を殺せばいいんじゃね?」と呟いた
その声に反応したNPC亜侠、人呼んでレッドマンが人だかりから飛び出した
スタイリーッシュ! ブッ散らばれ!」そう叫んだレッドマンはロングコートをはためかせ、三可嶋にジャンプからのベレッタ二丁拳銃乱射をお見舞いする!
だが銃弾は三可嶋の手前で全て光に包まれ、かき消えた
「オ、オーゥ……」呆然とするレッドマン
次の瞬間、光の奔流がレッドマンを包み込み、彼は消えた
レッドマンの最後の言葉は「ファックファック!」だったという

レッドマンという尊い犠牲のもと、一同はミナミから逃げ出した
犠牲と引き替えに分かったのは三可嶋に攻撃が効かないということだった

「版上げ教」の事を調べ上げる間も、沙京と官庁街が「版上げ」されていった
釜ヶ崎に逃げてきた一同。周囲は「版上げ」から逃げ出してきた人で溢れかえっている
そこに「版上げ教」の勧誘員がやってくる
何故「版上げ」を拒むのか? 古い世界はサポートが止まり、ユーザーは減る。そればかりか残った人々の間でいがみ合う。古い世界に留まる意味はない、と説いた
だが、調査の結果「版上げ」されたとしても、「版上げ」後の世界で生きられる保証はどこにもない*1という事が分かっていた。それを軸に、忠を中心に熱く反論する一同

「何でもかんでも版上げすりゃいいってモンじゃないんだ!」
「○×(任意のシステム名を入れよ)のことかー!!」
「いえ、そこまでは言ってません」

勧誘員はため息をつき、一同を“老害”と呼んだ
注:ここでの“老害”とは、架空の宗教用語です

さじを投げた勧誘員が去った後、一同は釜ヶ崎に住むある男から三可嶋の情報を得る
男はかつて“黄色い潜水艦”の異名を取り、世界造物主のアヴァターである三可嶋と共に現在の世界創造に関わったという
三可嶋を倒すことは不可能。世界の変貌……「版上げ」を止めることはできないという“黄色い潜水艦”だが、一同は諦めなかった

夜明けと共に釜ヶ崎も消え、残るは十三だけとなった
十三のど真ン中に設置された祭壇に、三可嶋、来藤、そして一晩で数が膨れあがった信者たちが集まっていた
儀式を阻止するために乗り込んだ一同。彼らが現在の世界を愛していることを知り、涙する三可嶋
「今のオーサカを愛してくれてありがとう…… それはそれとして版上げはするよ!
交渉は決裂し、来藤率いる教団幹部との戦闘になる
この戦闘の特別ルール。「タイミング:補助」で入信を宣言すると「版上げ」され、宣言したキャラクターは戦闘から除外される

幹部(データは黒服)の銃弾を浴びて死ぬ忠。「ここで俺は死ぬのか……版上げ後の世界なら生きていられるのか?」そう考えた瞬間、彼は光に包まれていた
ダメージを減らす時の「タイミング:補助」で入信を宣言したという
あれだけ今の世界がどうのこうの言ってやがったくせに! と他3名からは非難囂々だったという

続いて倒れたのは来藤。彼が死んだことで戦闘は終了するが、三可嶋による儀式は完成してしまった
今までにない規模で溢れ出す光の柱。三可嶋によって顕在した「版上げ」そのものである

そして「版上げ」からの逃走劇……ケチャップが始まった

なかなか逃げ切ることはできなかった。ジリジリとした空気が流れる中、「版上げ」後の世界の様子に驚愕する忠のロールプレイという茶々が常に入り続ける
そして状況が動く。オヅが振ったアクシデント表の結果、ボコピがいち早くバイバイに滑り込む
その後難易度11で行動権を競り落としたワヤンが見事判定成功。気絶しながらバイバイへ
残るオヅだが、やはり難易度11を競り落とし判定を成功させた「版上げ」に追いつかれてしまう
「版上げ」に向かってAKMを乱射し「ワヤン、ボコピ、先に行きな! あんたらは……生きるんだ!」と叫ぶオヅが光に飲み込まれる

そして世界の全てが光に包まれた

1999年、師走のある日のこと。ジェイルハウスにはワヤンとボコピの姿があった
光に飲み込まれたオーサカは、何事もなかったかのように全てがそこにあった
「版上げ」が終了し、時間の流れから切り取られた古い世界がそこに残ったのだ

ワヤンとボコピは「版上げ」後の世界に行くことは決して出来ない。例えコンバートルールが実装されていたとしても、だ
だが、オーサカは変わらずそこにあるのだ。亜侠が生きていくことに不自由はないだろう

とまあ、こんな感じだった
サタスペRemix+』はこれで遊び納め。来週出る(はずの)『サタスペ』が超楽しみ!

*1:コンバートルールがあるかどうか分からない