Game Developers Conference 2006現地レポート「6th Annual Game Developers Choice Awards」

http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20060323/awards.htm
ワンダと巨像」が受賞しまくりか。いいことだ!


 さて、このAWARDの会場が常にハイテンションだった理由の1つとして、運営側の“粋”な計らいがある。賞が次々に発表される合間に、低予算バリバリのギャグムービーが挿入されるのだ。

 例えば、任天堂の「ルイージマンション」のパロディーでは、お化け屋敷として有名な観光地「ウインチェスター ミステリーハウス」にルイージの恰好をした役者が掃除機を振り回し、その騒音で係員からつまみ出され観光客から白い目を浴びる。

 SCEIの「ICO」のパロディーでは、ICO役の男性は、所かまわずヨルダを呼び寄せるため奇声を上げ、手をつないで様々な場所を移動し、ヨルダはちょっとした段差でもまごつき、ICOに向かって手を振り助けを求める。そして、“影”も登場。全身タイツで登場し、ICOに木の棒で殴られ、噴水に落とされる(ここで大爆笑)。周りの人たちは訳がわからず、彼らの奇妙な寸劇を、少し気味悪そうに眺めている。このギャップが最高に楽しい。

 この他にも、セガの「獣王記」やデータイーストの「バーガータイム」などのゲームを題材にパロディーが流れ、会場はそのつど爆笑の渦に包まれた。知らない人には彼らはただの奇妙なパフォーマンスをしているだけだが、会場のほとんどの人間は元ネタのゲームを知っていて、悲しいくらいにゲームに忠実に行動しているのが「わかる」のだ。会場全体が「ゲームが好き」であることを再認識させてくれるのである。

それはそれとして、その映像見てぇw