初めてGMをやるならば

いきなり自作シナリオをやるより、ルールブック付属シナリオをやるほうがいい。
最近は大概のシステムに付属シナリオがついているし、シナリオ集も販売されていたりする。
システムによってデータやルールの量に多寡があっても、とりあえずそのシナリオに出てくるデータと関連するルールだけ把握しておけば良いし。*1


よく「FEARゲーは今回予告とかハンドアウトとか書くの面倒臭くないか?」という話があるが、それらの持つ意味を把握し、かつルールブックやサプリメントに記載されているそれらの書き方について読んでいれば、面倒臭いという発想にはなりづらいような気がする。
今回予告やハンドアウトはそのセッションの導入や進行、プレイヤーのモチベーション維持を助けるものであるから、無いよりはあった方がいいものだ。*2
また、分量や形式については書き手(つまりGM)に一任されている。要は伝えたい事が伝わるだけ書けばよい、ということだ。
例えば「今日はゴブリン退治だよ」という開始前の一言でも今回予告たり得るし、「君たちは**の街にいて、パーティーを組んだ状態から始まるよ。冒険者の店から依頼を受けることになるからよろしくね」という宣言は、PC共通のハンドアウトとして機能するのだ。このくらいの分量なら、初めてGMをやる上でも負担にはならないと思う。


何にせよ「シナリオとセッションの成功=皆で楽しむこと」を目指すということを忘れず、それを実現するために最良と思われる選択を重ねていけば、自ずと成功するもんだ。
差し当たっては以下のことに気を付ければいいと思う。


・システムの選択
 プレイヤーとして遊び慣れたものがあるならそれがいいだろう。手元にルールブックがあるならば尚いい。無いなら買うなり借りるなりすることだ。「GMをしたいんだけどシステムを貸して欲しい」と言われて、喜んで貸さないゲーマーなんていないだろうから。*3
・シナリオの選択
 まず読んでみよう。もちろん一回遊んだシナリオでもいい。とにかく読んでみよう。セッションのイメージが浮かぶシナリオや、ストーリーが好みのシナリオ。何でもいいから、自分がやりたいと思ったシナリオを選ぶといい。なぜって、その方が成功の確率が飛躍的に上がるからだ。
・メンツの選択
 21世紀になってから大分経つ。今時初心者GMをイビって悦に入る阿呆なプレイヤーもいないだろうが、一応気心の知れた仲間に声をかけるといい。一度遊んだことがあるメンツならなお良い。どんなプレイヤーかもわかるだろう? まぁそもそも「ちょっとGMにチャレンジしてみたいんだけどプレイヤーやってくれないか」と言われて、喜んで協力しないゲーマーなんていないだろうから。*4
・失敗を恐れない
 GMをする準備をしていると「**しちゃったらどうしよう」と思うことが多々ある。大丈夫、そんなの10年以上GMをやってる連中だって一緒だ。別にGMで失敗したって死ぬわけじゃないし、また今度GMをやる時にその失敗を生かせばいい。失敗したからGMなんて二度とやりたくない? 勿体ないな、失敗したGMは成長するGMなのに。


あんまりいっぱい考えても大変だから、このくらいでいいと思う。
でもあと一つだけ。「シナリオとセッションの成功=皆で楽しむこと」だよ。これさえ忘れなければ大丈夫。
何か胡散臭い? そんなこと無いって。本当。
今まで楽しかったセッションを思い出せば分かって貰えると思うけど、どうかなぁ。


しかしまとまりが無いね。

*1:まぁ、いきなり未知のシステムでも自作シナリオで上手くやれる自信があるぜ、というなら話は別なんだがな

*2:システム側で推奨はされているが、別に義務づけられているわけじゃない。まぁそもそもゲームで義務づけという言葉もおかしなものだが

*3:ごめん。環境によるかも

*4:ごめん。環境によるかも