アクトトレーラー
トーキョーN◎VAの闇を支配しているのは誰か?
メガ・コーポ? 犯罪組織? 軍? はたまた司政官?
答えはどれもYESであり、どれもNOだ。
目に見えない本当の闇を支配しているのはただ一人だけ。
サロン・ドルファンの主(あるじ)、アルドラ・ドルファンである。彼女が力を失ったその時、この街は支配から解き放たれた闇に飲み込まれてしまうだろう。
そして、その時は目前に迫っているのだった――。トーキョーN◎VA The Detonation 「女王の受難」
シナリオハンドアウト
各キャストには以下の設定がつくことになる。キャスト作成時にプレイヤーとよく相談すること。所属の指定については応談。
- 『カブト』:ナイト・ワーデン所属。
- 『クグツ』:KRK所属。
- 『バサラ』:真教聖母殿のエージェント。
- 『トーキー』:フリーランスのジャーナリスト。
- 『アヤカシ』:サロン・ドルファン所属。アルドラ直属の刺客。ブランチ:キンスレイヤーを1レベル、ボーナスとして与えられる。
キャスト間コネの取得は『カブト』→『クグツ』→『バサラ』→『トーキー』→『アヤカシ』→『カブト』の順になる。
※PLが4名の場合、アヤカシ枠を削る。3名の場合、更にトーキー枠を削る。コネの取得はその分詰めること。
推奨スタイル:カブト
コネ:アルダ 推奨スート:クローバートラブルに出会う度に、オフに街へ出るのは止めようかと思う。
今日はグリーンエリアのカフェテラスで、優雅に午後のティータイムとしゃれ込むハズだった――だが、お目当ての店は君の目の前で爆発し、吹き飛んだ。
逃げまどう人々の中、一人の少女が取り囲まれているのが見えた。カブトとしてのカンが君に告げる。彼女は狙われている。そして、この騒ぎは派手に過ぎる下準備ではないか、と。
今度からはセキュリティランクもアテにしないことにしよう……君はそう思いながら少女と男たちの間に立ちふさがった。
推奨スタイル:クグツ
コネ:来須誠司 推奨スート:スペードナイト・ワーデンからの出向要請を請け、君はトーキョーN◎VAへ赴くことになった。何でもここ数日でアヤカシがらみと思われるトラブルが散発しており、対処が追いついていないのだという。
来須誠司曰く、アストラルバランスが乱れているのではないか、ということだが……。
あの街で一体何が起きているのだろうか? 君は調査を開始した。
推奨スタイル:バサラ
コネ:アルドラ・ドルファン 推奨スート:スペード真教聖母殿・退魔局第13課に所属する君は、課長であるジョルジョ=ロッツに比肩する実力を持つと言われている。
そんな君が今回受けた命令は以下の通り。「サロン・ドルファンの主、アルドラ・ドルファンを滅せよ」
何度かお目にかかったことはある。あの永生者のバケモノを滅ぼせと?ロッツはそんな君の反応を確かめ、予想通りだと言わんばかりにニヤリと笑うのだった。
推奨スタイル:トーキー
コネ:マラク 推奨スート:ダイヤフリーのトーキーをやっていると、様々な依頼人がいる。
だがわざわざカムイST☆Rから、しかも魔王を自称するヤツから依頼が来たのは、さすがに初めてだった。「あなたをトーキョーN◎VAで一、二を争う腕利きのトーキーと見込んでの依頼なのですが」
何でもサロン・ドルファンというアヤカシの組織について調査し、レポートせよのこと。
全額前金の破格な報酬も魅力だが、何よりこんな依頼は二度と来ないだろう。君は取材の準備を始めた。
推奨スタイル:アヤカシ
コネ:アルドラ・ドルファン 推奨スート:スペード君は“女大公”ただ一人に仕えるアヤカシだ。君の仕事はただ一つ、彼女の敵を滅ぼすことだ。
今回の標的の名はアダーラ。アルドラのカゲムシャで、サロン内外の不穏分子と手を組んで造反を企てているという。「良い報せを待っておるぞ、“同族殺し(キンスレイヤー)”」
彼女はいつも通り妖しく微笑みを浮かべ、君を送り出した。
推奨枠に関する補足事項
各推奨スタイルの神業に関しては、アヤカシを除いてシナリオ上で使いどころが用意されている。代替できる神業を持っているのであれば他のスタイルでもよい。応談とする。
- 『カブト』:所属はフリーランス等でも良いが、応談。キャストにアストラルの知識は必要ない。
- 『クグツ』:来須誠司から仕事を請ける退魔師などでもよい。応談。
- 『バサラ』:真教聖母殿から仕事を請ける退魔師などでもよい。応談。
- 『トーキー』:各種報道機関に所属していても構わない。キャストにアストラルの知識は必要ない。
- 『アヤカシ』:アルドラから仕事を請ける殺し屋などでもよい。応談。アヤカシのスタイルを持たない場合、ボーナスのブランチは与えられない。
このシナリオは『カブト』以外の導入が全て依頼・命令系となる。該当枠のキャストはゲストに対するモチベーションよりも、事件や状況に対する対処を求められる傾向がやや強い。
ゲストについて
- アルダ:オリジナルゲスト。『カブト』がオープニングで救うことになる少女。10代前半程度。ごく普通のニューロキッズのように見える。
- 来須誠司:「GXD」P81参照。上司または依頼人であり、シナリオには深く関わらない。
- ジョルジョ・ロッツ:「TND」P52参照。上司または依頼人であり、シナリオには深く関わらない。
- アルドラ・ドルファン:「CG」P105参照。上司または依頼人、あるいは倒すべき敵。
- マラク:「GXD」P82参照。依頼人であり、シナリオには深く関わらない。
その他アクト情報、各種レギュレーション
●シナリオ傾向
概ねシリアスな傾向にある。
またサロン・ドルファンやアヤカシといったアストラル方面の要素が多いが、アストラルの神秘や不思議がどうのこうのといったものではなく「敵はアヤカシ。ブッ倒してN◎VAの危機を救おう」という分かりやすいシナリオである。
●達成値
シナリオデータ上、敵ゲストは最大30程度の達成値を出してくる。ただし、キャストのデータに応じて調整をすることに関してやぶさかではない。応談。
《アドバイス》等の使用により達成値目安を超過する分には問題ない。
●消費経験点
特に制限は設けない。ただしキャストの性能を見てゲストの性能は調整される可能性がある。
●使用サプリメント
現状で入手可能なサプリメント全てとする。ただし、同人誌などオリジナルのものは含まれない。
PLは参照物を持参することが望ましい。
ゲストに関する情報を参照するという意味では『グランド×クロスThe Detonation』『カウンターグロウ』があった方が良いだろう。
●禁止スタイル
特に制限は設けない。ただし、同人誌などオリジナルのものは含まれない。
●《腹心》の取り扱い
以下の取り扱いから1つ選択すること。
- 防御系神業1つ分として使用し、《腹心》はゲストとしてのデータを持たない。
- 《腹心》はゲストとしてのデータを持つ。キャストと同様に作成し、成長の際は必要に応じた経験点を支払うこと。判定はクロマクのPLが行い、《腹心》の持つ神業は使用できないものとする。
●必要な神業
本シナリオでは、ゲストの即死系神業だけでキャストが死亡するのを防ぐために、キャスト全員で3個以上の防御系神業が必要となる。ただし、3個ちょうどしか無い場合、敵でないゲストが1人死亡する可能性がある。
また、各推奨スタイルの神業に関してはアヤカシを除いてシナリオ上で使いどころが用意されている。代替できる神業を持っているのであれば他のスタイルでもよい。応談とする。
●リサーチに使用できる社会、コネ
社会:N◎VA、ストリート、アストラルなど。
また、シナリオコネを含むアストラル方面のゲストコネ等も使用できる場合もあるだろう。応談。
●その他
その他不明点のある場合、PLはRLに相談されたし。