茄子みた

両方見てみた。最初は『アンダルシアの夏』の方だけ見て『スーツケースの渡り鳥』は次の日にでもと思ったんだけど、面白かったのでつい続けて見てしまった。
どちらも最新の作品ではないけれど、一応ネタバレもあるんで畳もう。

茄子 アンダルシアの夏

http://www.nasu-summer.com/index.html
劇場公開当時、スタッフとかで興味があったけど「自転車ねえ……」と思ってスルーしたんだよなあ。あの頃の俺は自転車に微塵も興味がなかったw
そして今になって見てみたわけだが、やっぱり自転車というかロードレースに興味がないと「へー」で終わってしまう気がした。
レース描写。ホントのレースでは「こんな展開ねーよw」という感じなのかもしれないが、興味持ち始めの俺にはとても面白うございましたよ。
キャラはペペ以外の選手にもスポットが当たればと思ったけど、それやるとまとまらない&冗長になりそうなんでこのくらいでもいいのかな。お兄さんと元恋人に関しては、まあしょうがないよねw という感じ。

茄子 アンダルシアの夏 コレクターズ・エディション [DVD]

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茄子 スーツケースの渡り鳥

http://www.vap.co.jp/nasu-wataridori/index.html
ジャパンカップを舞台にした続編。自分にとっては超タイムリー。「あ、この光景見た見た!」という場面が結構あった。そしてつくづく天気が大崩れしなくて良かったと思った。
レース描写は前作のステージと違って起伏のある周回コース&悪天候で、見せ場は前作より多いような。一番痺れたところはザンコーニ先生が上りでアウターに入れる所。劇中の選手より一瞬早く俺も「アウター!?」と叫んでしまった。どんだけやる気なんだこの人、と。
主役はチョッチでペペはPC2かゲストくらいの扱いに。でもこれ、キャラの部分はオーラが出ているというか悟りを開いたザンコーニ先生が全部持っていったよね。ともすれば笑っちゃうようなシーンなんだけど、冒頭で描写されるロンダニーニの自殺、チョッチの回想と苦悩、「ザンコーニは過去の選手だ」というセリフ等と照らし合わせると、何となく彼の心象が見えるような、見えないような……。見る側の解釈というか想像の余地を残したのは、ひょっとしたら賛否両論あるのかもしれないけれど、選手の生き様というか人間としての在り方が余韻として残ったので、俺としてはアリかな。油断するとあのキラキラしながらゴールする姿に吹いちゃうんだけど。
そういえばパオパオのサポートをする女の子が坂本真綾だったりしたね。主張しすぎないヒロインはいいね。

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