自宅←→岩淵水門の向こう

ゆうべはというか、ゆうべも荒川CRへ。今度は上流に行ってみた。
超向かい風w
向かい風がヘルメットのストラップと顔の間をすり抜け、びょうびょうとした風鳴りが耳に当たる。
荒川サイクリングロードの夜は暗い。進むべき道は昏き闇に閉ざされ、それはどこまでも続いている――とかなんとかボンヤリ考えながら走っていると、大きな青い水門が見えてきた。あー、あれが岩淵水門か。
というとこの辺りはもう赤羽か。近いな、赤羽。
水門の前を通過する。ライトアップされたその巨体は、周囲の静けさと相まって異様な雰囲気を醸し出していた。物言わぬ、巨大な無機物特有の威圧感。
「ああ、ここでライダーと怪人が戦ってると絵になるかもなぁ」
考えていたことは異様な雰囲気も威圧感も全く関係ないことだったという。
水門を越えまたしばらく進んだものの、舗装路なのに小石が散らばってるような道に入ってしまい、そこで引き返してきた。途中で分岐がいくつかあったので、入る方向を間違えたのかも知れない。
後で調べたら自分が見たのは「新岩淵水門」で、すぐ先に赤い「旧岩淵水門」があったらしい。
見逃したー。復路でも気がつかなかった……。
節穴であったという。