読了:アルシャードガイア リプレイ 明日へのプロファイル

アルシャードガイア リプレイ 明日へのプロファイル (ファミ通文庫)

アルシャードガイア リプレイ 明日へのプロファイル (ファミ通文庫)

システムと同時発売のリプレイ。となれば求められるのはやっぱり教本的なもの。「オリジン」が尖り放題の極端な一例として可能性を示したものとするなら、こちらはオーソドックスなALG入門ガイド。どちらに優劣があるかという話ではなく、どちらもその役割を十二分に果たしているいいリプレイだ。
で、ガイアのリプレイなんだが。キャラの立ち位置的なバランスがいい感じ。オーソドックスな主人公枠が二人に、残り半分は超人枠。主人公枠二人は話をリードする立ち位置とお話的に重要な立ち位置で、超人枠は好き勝手やりながらも、それぞれ主人公枠をサポートするのを忘れない(これ重要)。
ストーリーは複雑だったりアクロバティックな展開があったりするわけでは無いけれど、ALGでどんな話が繰り広げられるかの一例なのでそれでいい。GMはシナリオの作り方の参考になるし、PLは動き方の参考になる。実際自分はこれを読んだおかげで普通にGMが出来ると思ったし、シナリオも思いついた。
というわけで「すごく面白かった!」というものでは無いけれど、ALGに興味があるなら一読しておくといいんじゃないの、と思った。このメンツなら「すごく面白かった!」と言えるようなリプレイも続編でやってくれるに違いないので、それを待つことにする。ていうか読みたいので出ないかなぁ。
そして書き忘れ。お父さんかっこいいよお父さん。