ガイアとオリジン

ざっくり目を通した。(読んだ、というレベルではない)

アルシャードガイア リプレイ 明日へのプロファイル (ファミ通文庫)

アルシャードガイア リプレイ 明日へのプロファイル (ファミ通文庫)

まだキャラメイクのあたりだけど、桜木さんすげぇな! 何がすごいって「シャードの中に地球」ですよ、「シャードの中に地球」。「シャードの中に地球! シャードの中に地球! シャードの中に地球!」とか読みながら一人で三回くらい叫びそうになった。素で。別に突飛な設定だけに驚いたというだけではなく、ハンドアウトとPC設定からそんないい設定が出てくるなんてなぁ、と感心したという話。JGCでちらりと聞いた話があまりに(違う方向に)面白かったから余計に、というのもあるんだろうけどw
そして丹藤さんは都市伝説系のキャラ立てが本当に好きなんだなぁ、と思った。

すげえ面白かったよ!
このシリーズに対して毎回思ってたことは、ストーリーの面白さだけでなくプレイングのテクニックやヒント、シナリオのネタや構造のギミック等々、デザイナーサイドからユーザーに伝えられる情報、伝えたい情報がこれでもかと詰め込んであること。
リプレイに対して求められる側面の一つにプレイングの教本というものがあると思うけど、そういう意味ではこの「オリジン」シリーズはマスターピースたり得るものだと思う。
以下はギミックとかネタバレかも系。
・最終巻らしいキャラの集合っぷりがよかった。やっぱこうじゃないと。
・春日恭二の《異世界の因子》の使い方とか、ロイスの上限による仕掛けとかいいよねー。
・最後の問いかけって「明らかにNO」なんだけど、それに対する個々のスタンスとか理由付けをしっかりやるところがいいよね。
・オリジンはいつも敵がいいキャラだよなぁ。
・最後あれでPC側が負けてたら、完成された世界が出来てから数十年後とかに「リベリオン」みたいなシナリオできるな! とか思った。
・前半ラストの狛江のかわいそうな子っぷりはグッと来た。笑いもしたがw
・UGNに入らないところとかも良かった。
・応理がまともに喋っててちょっとびっくりした。いや、まともじゃない所もあったけど。
・あと、ガチで気の利いたコンボとかやってて微笑ましかった。相当な危機感だったんだろうなぁw
・まぁとりあえずこんな感じで。再読したらまた何か書こう。