ワンダと巨像

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ワンダと巨像

ワンダと巨像

5体目まで撃破。いやぁ、すげぇ面白い。
「巨像を倒す」ことに絞り込まれたゲームデザイン。単純化されたからこそ良質で美しく構築され、多くを語らずに表現されたエピックファンタジーの世界。これらが静と動、タメと解放、覚悟と孤独、悲壮と勇壮をプレイヤーに感じさせてくれる。同じ制作チームが以前に作り世に出した『ICO』も、「シンプルなゲーム構造+優れたテクスチャー」を持ったゲームだった。今回もそれを実現していることが、凄く羨ましい。
だが、この作りがアダになる場合もある。シンプルなゲーム構造は“飽き”を早くさせ、寡黙な世界は“伝わりにくさ”と表裏一体となる。言ってしまえば「人を選ぶ」のだ。*1 これは良い面もあるし、もちろん悪い面もある。その辺りは折り込み済みだろうし、ある程度は仕方がないところでもあるのだが。


*1:ICO』はこの点に関しても同じだった。