高音質がウリの国産フラッシュプレーヤー ケンウッド「M256A3」

http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20050218/dev104.htm
KENWOODのデジタルオーディオプレイヤー市場参入第一弾。


オーディオメーカーの強みを生かした製品展開に期待
新鮮さはあまりないが、シンプルな操作性と音質には好感が持てるところ。他社との協力製品とはいえ、国内メーカーならではの質感の高さと音質へのこだわりや、日本市場ならではのノウハウを随所に感じさせる。

 ただ、転送ソフトは単機能で頻繁に曲を入れ替えるなどの用途にはあまり適していない。海外メーカーのようにUSBストレージクラスに対応できないにしても、もう少しライブラリ管理機能を強化してほしい。もしくは、Windows Media Playerからの転送に対応してくれればいいのだが……。

 こうしたデジタルオーディオプレーヤーの場合、MDやCDと違って、デジタルオーディオプレーヤーの売り場に行っても知っているメーカーがないという人も多いだろう。市場が成熟するにつれ、国内ブランドの信頼感が重要になり、同社でも40歳代以上の年代へのブランド力を生かした販促展開なども図るようだ。こうした国内メーカーの参入により、市場に広がりが出ていくことを期待したい。

 もっとも、オーディオメーカーならではの同社の強みを生かした製品も期待したいところ。ケンウッドによれば、「夏商戦を目処に、カーオーディオやホームオーディオ製品との連係機能を備えたHDDオーディオプレーヤーも企画している」とのことで、同社独自の新しいデジタルオーディオの世界を見せてくれそうだ。

デザインは好みだなぁ。ソフトウェアはこれから良くなっていくだろうし、今後のラインナップにも期待。