機動戦士ガンダムSEED DESTINY PHASE-17「戦士の条件」

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シンとアスランの会話について。


・シンから見れば、全然筋の通ってない行動をしてるアスランにいきなり上官ッ面されてもイマイチ信用できない、というのは当たり前なんじゃなかろうか。
・まぁ、だからといって現場で上官命令に反していいってわけじゃないけどな。*1 *2
アスランは「自分だけが正しくて、自分が気に入らない、認めないものは、皆間違いだとでも言う気か? 君は」と言っていたけれど、今までのシンの言動でそういうところがもっとはっきり出ていれば、このセリフの説得力はもっとあっただろうになぁ。俺が見ている限り、シンはそこまで傲慢な態度をとっちゃいないんだが。*3
・前回の戦闘で基地を破壊した件は、戦果的にはOK。んなこたぁ命令されてないだろ、って話ではNG。敵の規模や兵力もわからないのに一機でやろうとすんな、って話でもNGか。*4
・トリガーは連合軍人による民間人の殺戮*5で、それを見たシンがブチ切れ、基地徹底破壊+民間人は一応解放*6。これはまぁ、明らかに感情の発露としての戦闘行為だったようには思えるけれど、これはヒーローぶりたいとかいい気になってるとか、そういうものじゃない気がする。
・ま、どっちにせよ結局見つけた基地は破壊せにゃならんのだがな。敵兵が退避するのを待ってやる理由なんて無いし。
アスランの言いぐさ
「その力を手にしたその時から、今度は自分が誰かを泣かせる者となる。それだけは忘れるなよ」
「俺たちはやがて戦場に出る。その時にそれを忘れて、勝手な理屈と正義でただ闇雲に力を振るえば、それはただの破壊者だ」
これは、かつて自分が通ってしまった道にシンが行かないようにと諭す&自戒を込めたセリフなんだろうけれど、アスラン(とキラ)がやっているような戦い方も、所詮は“勝手な理屈と正義”にしかすぎないわけで。殺さなければそれでいい、ってわけでもないだろうし。
・作中のあれだけの話と、ここでのこれだけの話で結論とかが出るような話じゃないんだけどな。
・まぁ何にせよ、シンとアスランのこういう会話があって良かった。
・シンを諭す役としては、もっと身近にレイがいると思うんだけど、最近あいつ戦闘しかしてないからなぁ。もっとシンと絡めばいいのに。

*1:ただ、前回の戦闘に関してはアスランの言うこと聞いて引き気味に戦っても、あまりいいことなかったような気がする。ネオがダガーL30機+ガンダム2機を上手く指揮していたらどうなってたか、という話もあるので、もちろんそれは仮定の話でしかないんだが

*2:いくらアスランがガイアと遊んでただけに見えても、上官は上官だ

*3:カガリ(とそれに関係するもの。オーブとか、アスランとか)に対しての態度は、「自分の家族を失う原因になったオーブ(アスハ)に対する恨み」という感情が根っこにあるものなので、ちょっとまた別な話のような気がする

*4:幸い? 防衛用のダガーL30機はいなかったわけだが

*5:すぐ近くでガイアとインパルスがドタバタやってる現場から逃げ出しただけで、警告無しにいきなり発砲。連合兵士にはキチガイしかいないのかw

*6:基地内にも民間人がいたかもしれんが