こんな夢を見た

引っ越した我が家。かなり広い和風の造りで、昔の農家みたいな感じ。
だが、立地が良くない。何故か塔のように高い岩場の上に建っていて、下界との往来には階段を使う。しかもその階段というのは岩壁にしつらえてあり、大人一人やっと通れるくらいの幅の階段なのだ。*1しかも上がりきったところの足場は手すりのないキャットウォークのような感じで、落ちたら問答無用で死ぬだろうなぁ、というところ。
そんな我が家に黒野が遊びに来る。慎重に階段を上がりきった黒野は、これまた慎重にキャットウォークを渡り、呼び鈴を鳴らそうとする。だがそこで違和感が彼を襲う。
そう、この家にはドアが無いのだ。
壁に窓はあるものの、ドアが無い。だが、呼び鈴だけが外壁に取り付けてある。
数秒のあいだ指を泳がせた黒野は、とりあえず呼び鈴を押す。すると窓がガラリと開き、中から俺が顔を見せてこう言った。
「おつかれさん。とりあえず入りなよ」
怪訝そうな顔をする黒野
「僕にどうしろって言うんですか」
「あー、そうかそうか。ええとね、とりあえずこの窓から入ってきて」
更に怪訝そうな顔をする黒野。一瞬足下を見下ろして身体を震わせ、意を決したように窓枠に手をかける。
家の中には俺とMS-4君がいた。MS-4君は窓から入ろうとする黒野を見ながら「そろそろドアつけた方がいいんじゃないすかねー」と言ってる。
「でも、なかなかねぇ」と渋る*2俺に
「いや、俺こないだ良いドア屋見つけたんすよ。一日仕上げで19,800円」
「へぇ、いいねそれ」
「今度教えますよ*3


ここで終わる。
いや、オチは無いよ? 夢だしさ。

*1:非常階段みたいなもの

*2:渋る理由がわからない

*3:ドア屋に詳しいMS-4君は頼もしく見えた