先日、細野晴彦さん(id:hhosono)のところで対戦格闘ゲームの話題が出ていたのでコメント欄にお邪魔させてもらった。
その後の日記(http://d.hatena.ne.jp/hhosono/20050106#p1)でこういった記述があった。
そこで、上記6作品について軽く考えつつ自分もこのジャンルにおいてマイルストーンになったのではないかと思われる作品を上げてみることにしよう。
対戦格闘ゲームにおいて重要な作品は次の6作品ではないかと思う。「ストリートファイターⅡ」
「餓狼伝説」
「キング・オブ・ファイターズ」
「鉄拳」
「バーチャロン」
俺の視点はゲーマー寄りなのでそんな感じで読んでください。
次は「餓狼伝説」。
個人的には本格的に手を出したのは「餓狼伝説2」以降だし、対戦台を多く見かけたのも「2」以降だと思う。
ストーリーに関してはあって無いようなものだったストIIよりは存在感があった。
- 横一直線上のストIIシリーズと異なり、奥と手前がある2ラインシステムを採用した
- 当時はこのように、何とかストIIと差別化を図るような工夫が施された作品が多かった
- まぁ、それらが全て上手くいっていたかどうかは別問題だが
そしてこの後、個人的には「龍虎の拳」を挙げさせて貰いたい。
理由としては
- 気力ゲージシステムの採用(体力ゲージ以外の何らかのゲージの存在)
- ダッシュ・バックステップの採用
- 隠しコマンドによる超必殺技の採用
- 乱舞系超必殺技の元祖
- 画面のズームイン・アウト
こんなところ。画面のズームイン・アウト以外のシステムは、この作品以降殆どの格闘ゲームに受け継がれている。
次はKOFになってるけれど、リリースの順番的には「バーチャファイター」の方が先なので、そっちの話を先に。
何と言っても3次元空間で3Dモデリングされたキャラクターが動いているのがすごかった。
が、出た当初は1クレジット200円が標準だったり、あまりに斬新(見た目、パンチ・キック・ガードボタンという操作系)だったりしたためあまり人気は無かった。
爆発的な人気が出たのは、やはり「バーチャファイター2」からだと思う。
- MODEL1基板を採用した3Dグラフィック
- MODEL1基板採用のゲーム第一弾はバーチャレーシング
- 「バーチャ」以前の3D格闘ゲームというと、同じセガの「DARK EDGE」か? アレは2Dグラフィックの疑似3D空間だけど*1
- バーチャがリリースされる少し前に、ナムコから「サイバースレッド」がリリースされている。後で「バーチャロン」を話題にする上では外せないタイトルなのでここで名前だけ出しておく
- 脱線したい放題なんだがナムコのポリゴン3Dモノのラインは「スターブレード」から
- 嘘。ポリゴンなら「ウイニングラン」が先だ! これは89年
リリース順にするとKOFより「鉄拳」の方が先なのでこちらから。
しかし、初代「鉄拳」はバーチャ2の待ち時間に適当に遊んでた程度の記憶しかないため、書くのはパス。
たぶん「鉄拳2」の方が色々と書くべき事はあると思うのだが、これまたあまり触っていないので書けない。
まぁ「鉄拳」シリーズだけでなく、ナムコの3D格闘ゲームは殆ど触っていないので「ソウルエッジ」系の事も書けないわけだが。
「サムライスピリッツ」にも触れておこう。
- 武器アリ格闘ゲームの走り
- ……というと語弊があるな。成功例第一弾、とした方がいいかも
- ちなみに「サムスピ」以前の武器有り格闘ゲームは、覚えているだけで「ナックルヘッズ(ナムコ)」「ブランディア(アルュメ)」
- ただしこれらの作品はビジュアル的な話で、「武器」をシステムに絡めてあった(つばぜり合いからの武器落とし、武器の有無による攻撃力・性能の差)のはサムスピが最初ということで良いのではないか
次にKOF。第一弾の「キング・オブ・ファイターズ '94」の話。
本格的に遊びだしたのは95からなので、軽く。
- 何と言っても3on3のチームバトル制の採用。これに尽きるのではないだろうか。
- この時点ではチーム枠は固定だったが、続編の '95以降はチーム枠固定+自由選択が可能になり、それ以降は自由選択のみになっている……ハズ
- 後は「餓狼」「龍虎」「怒」「サイコソルジャー」など、SNKの他タイトルからキャラクターを引っ張ってきている事、とか
「バーチャロン」
ゲーセンで一番やったのは2作目の「オラトリオタングラム」。
- 3D空間で繰り広げられる3Dのロボット同士の闘い
- 格闘というより対戦アクションシューティングだと思う
- ガンダムとか好きな人たちを取り込んだのかしら
- 「DARK EDGE」直系の子孫だと思う
- 先駆けてナムコが出した「サイバースレッド」は、3D空間で繰り広げられる3Dの未来戦車同士の闘いで、これまた対戦アクションシューティングだった
- なので個人的には「DARK EDGE」 → 「サイバースレッド」 → 「バーチャロン」の流れ
- ちなみに「サイバースレッド」には続編「サイバーコマンド」がある。これも好きだった
「CAPCOM VS SNK」
格闘ゲームファンが「こういうのあったら面白いのにな」と一度は思ったであろうものが実現してしまった作品。
……他に書くことが無いな。
その他色々
- 洋ゲー格ゲーの代表作
- アニメ塗りキャラは「ヴァンパイア(カプコン)」よりこっちが先、のハズ
「シュマイザーロボ(HOT・B)」
「ギルティギア」
- アーケードでは無いけれど、派手・何でもアリ系システムの極北なシリーズ(だと思う)の第一作
- その後、アーケードで続編の「ギルティギア ゼクス」がリリース
とりあえずこのくらい、か。
何か思いついたらまた書こう。